プレサンスロジェ桜川の2600～3500万円台は割高？割安？

マンション概要

名称: プレサンスロジェ桜川
所在地: 大阪府大阪市浪速区桜川４丁目5番10（地番）
交通: 南海高野線「汐見橋」駅徒歩8分
阪神なんば線「桜川」駅徒歩9分
JR大阪環状線「大正」駅徒歩9分
地下鉄長堀鶴見緑地線「大正」駅徒歩9分
地下鉄千日前線「桜川」駅徒歩10分
総戸数: 48戸
構造・階数: 鉄筋コンクリート造・13階建
間取り: 2LDK・3LDK
専有面積: 56.34m2～68.03m2
予定価格帯: 2600万円台～3500万円台（第1期予定）
管理費: 金額未定(インターネット・Wi-Fi利用料金等含む)
管理準備金: 金額未定
修繕積立金: 金額未定
用途地域: 準工業地域
権利形態: 所有権の共有
完成時期: 2019年7月下旬予定
入居時期: 2019年8月下旬予定

※販売期：第1期の情報を掲載しております。
※出典：公式ホームページ、SUUMO

土地の値段の査定

物件概要より、プレサンスロジェ桜川の価格は、56.34m2～68.03m2の面積に対して、2600万円台～3500万円台です。
この値段が高いのか、それとも安いのか？
１戸当たりの価格の妥当性を検証していきましょう。

まずは、土地の値段を確認します。

土地の値段を算定するためには、マンションの立地を確認する必要があります。
プレサンスロジェ桜川の所在地は、大阪市浪速区桜川４丁目で、汐見橋駅から徒歩8分の場所です。

立地が確認できたところで、次に路線価図を確認しましょう。
路線価図をみると、路線価が１５５千円の道路に隣接しています。

出典：平成29年財産評価基準書

通常、マンション全体の評価額を計算し、それに持分割合をかけて、マンション各戸の評価額を計算します。
路線価の計算も複雑なのですが、非常に簡便的に一番高い路線価に面積をかけて計算することとします。

専有面積が56.34m2～68.03m2ですので、路線価方式の土地価格は、8,732,700円～10,544,650円と算定できます。

ここで、路線価方式の土地価格は、売買取引時価（実際に売買するときに用いる価格）の80％程度と言われています。

したがって、路線価方式の土地価格を1.25倍した金額が土地の適正価格となります。

土地の適正価格：10,915,875円～13,180,813円

建物価格の査定

次に建物価格を査定してみましょう。

プレサンスロジェ桜川の構造は、鉄筋コンクリート造です。

国土交通省が発表している構造別工事予定費の統計によると、大阪府の鉄筋コンクリート造の建物は１㎡当たり223,830円の費用が発生します。

専有面積が56.34m2～68.03m2であることから、１室あたりの建物工事費は12,610,582円～15,227,155円と計算できます。

建物の工事費：12,610,582円～15,227,155円

妥当性検証結果

さいごに、マンションの販売価格が割高なのか、割安なのか考えてみましょう。

マンションの販売価格は、土地の仕入価額と建築費に販売経費と利益を乗せて算定されます。
ちなみに、販売経費とはモデルルーム運営のための設備や人件費、そして広告宣伝費などが含まれます。

では、先程計算した土地の適正価格と建物の工事費を再度確認してみましょう。

土地の適正価格：10,915,875円～13,180,813円
建物の工事費：12,610,582円～15,227,155円
合計：23,526,457円～28,407,967円

それに対して、販売価格は2600万円台～3500万円台です。
簡便的に路線価を用いて算定した場合ではありますが、販売経費と利益300が万円～700万円程度乗せられていることが予想されます。

駅からは若干離れていますが、それでも徒歩10分圏内で4駅5路線を利用可能であることを考えると、この値段設定は良心的であると考えることができるでしょう。
なんば駅にも近いことから、利便性は高いと思います。
不当に高い利益が乗せられていることはありませんので、購入を検討しているのであれば、前向きに考えてみてはいかがでしょうか？