シエリア横浜阪東橋の2371~3933万円は割高?割安?




シエリア横浜阪東橋というマンションがお買い得なのかどうか、路線価をベンチマークにして検討してみました。
神奈川県横浜市南区白妙町5-70(地番)に建設予定のマンションです。

マンション概要

名称
シエリア横浜阪東橋
所在地
神奈川県横浜市南区白妙町5-70(地番)
交通
(1)ブルーライン「阪東橋」駅4番出口より徒歩5分(2)京急本線「黄金町」駅より徒歩9分
総戸数
90戸
構造・階数
RC11階地下1階建
間取り
1LDK・2LDK
専有面積
30.03m2~43.31m2
価格
2371万4000円~3933万8000円
管理費
8400円~1万2000円/月
管理準備金
1万5000円(一括払い)
修繕積立金
2500円~3500円/月
駐車場
敷地内18台(料金2万6000円~2万8000円/月、平置12台、機械式6台)
駐輪場
53台収容(料金150円~350円/月)(スライドラック式28台、内サイクルシェア4台)(上部ラック式10台、下部スライドラック式15台)
バイク置場
用途地域
商業地域
完成時期
2020年5月下旬予定
入居時期
2020年6月下旬予定

※2019年3月時点の情報を掲載しております
※出典:公式ホームページ、SUUMO

物件価格の妥当性検証

物件概要より、シエリア横浜阪東橋の販売価格は、30.03m2~43.31m2の面積に対して、2371万4000円~3933万8000円です。
この値段が高いのか、それとも安いのか?
土地の価格と工事費用を推計して、販売価格の妥当性を検証していきます。

路線価の確認

まずは、路線価に専有面積を乗じて土地価格の推計値を算定します。
そのためには、まず路線価を確認する必要がありますので、物件の所在地を確認します。
シエリア横浜阪東橋の住所は神奈川県横浜市南区白妙町5-70(地番)です。

場所が確認できたところで、次に路線価を確認します。
実は路線価計算はとても複雑ですが、細かく計算すると大変ですので、非常に簡便的な方法を採用し、複数の道路に面していた場合には、一番高い路線価を物件の路線価として採用することとします。
上記前提で考えると、シエリア横浜阪東橋の路線価は205,000円ということになります。

出典:国税庁 平成30年分財産評価基準

土地の市場価格推計

路線価が確認できましたので、専有面積を乗じて土地の市場価格を推計してみましょう。
物件概要によれば、シエリア横浜阪東橋の専有面積は30.03m2~43.31m2ですので、路線価方式の土地価格は、6,156,150円~8,878,550円と算定できます。

ここで、路線価方式によって算定した土地市場価格は、売買取引時価(実際に売買するときに用いる価格)の80%程度と言われています。
つまり、路線価方式の土地価格を1.25倍した金額が土地の市場価格となります。

【土地の市場価格推計値】
7,695,188円~11,098,188円

工事費用推計

次にマンションを建設するために要した工事費用推計値を算定します。

物件概要によれば、シエリア横浜阪東橋の構造は、鉄筋コンクリート造です。
ここで、国土交通省が発表している構造別工事予定費の統計(平成30年)によると、神奈川県の鉄筋コンクリート造の建物は1㎡当たり263,917円の費用が発生します。
シエリア横浜阪東橋の専有面積は30.03m2~43.31m2ですので、工事費用の推計値は以下の金額と推計できます。

【工事費用の推計値】
7,925,428円~11,430,245円

割高割安判定

土地の市場価格と工事費用の推計値が算定できましたので、実際の販売価格と比べてみます。
この2つを比べると、どの程度デベロッパーが利益を乗せているか、おおよその金額が確認することができます。

ここで注意すべき事項があります。
それは、推計値と実績値の差額がすべてデベロッパーの利益ではないということです。
マンションを販売するためには、営業の人件費やモデルルーム運営の設備費、広告宣伝費が必要です。
つまり、推計値よりも販売価格の方が高いことは、ある程度仕方ないということになります。

では、実際に比較してみましょう。
シエリア横浜阪東橋の土地の推計値は7,695,188円~11,098,188円、工事費の推計値は7,925,428円~11,430,245円ですので、合計で15,620,616円~22,528,433円となります。
そして、実際の販売価格は2371万4000円~3933万8000円です。
差額、つまり経費と利益の上乗せは、8,093,384円~16,809,567円であることが予想されます。

他のマンションとの比較

積み上げ方式による検討を行ってきましたが、他のマンションと比べたときの相対的な販売価格の高低についても確認しましょう。

下図は、2018年以降に売りに出された神奈川県の新築分譲マンション108棟について、坪単価の中央値を縦軸に、路線価を横軸にとって散布図を作成しております。
※坪単価の中央値は、販売価格の中央値÷専有面積の中央値×3.3として計算。

右肩上がりの赤いラインが平均線になります。
路線価に対して販売価格の平均的な水準を結んだ線ということです。
つまり、赤いラインより上側にあれば割高、下側にあれば割安であると判断できます。

ここで、シエリア横浜阪東橋の坪単価の中央値は284万円、路線価は205,000円で、オレンジの点がそれに該当します。
オレンジの点は上側にありますので、シエリア横浜阪東橋は他のマンションに比べると割高で販売されていることが予想されます。

以上の分析から、やや強気な販売価格が設定されていると予想されますので、購入を検討しているのであれば慎重に考えることをお勧めします。

個別の情報がもっとほしい方
住まいのサーフィンに登録する

  • マンションの適正価格がわかる(新築マンション4000棟弱・中古マンション201万戸超を開示)
  • モデルルームに行かなくても価格表が見られる
  • 中古マンションの売却相場が無料でわかる